JR西日本 みどりの券売機でクレジットカードを利用してみた 2018年3月編

はじめに

検証対象:金沢駅の「みどりの券売機」

今回は,金沢駅にあるみどりの券売機で,「入場券」と「乗車券」をクレジットカード払いで購入してみました.

金沢駅はJR西日本の管轄内なので,券売機は「みどりの券売機」となります.JR東日本の管轄内で,乗車券をクレジットカード払いで買う場合,「指定席券売機(紫の券売機)」を利用する必要があります.

北陸新幹線エリア 入場券

入場券|クレジットカードご利用票

みどりの券売機でクレジットカード払いをすると,このように長いチケットが発券されます.このチケットは,利用明細であり,レシートなので保管しておく必要があります.

また,みどりの窓口でクレジットカード払いをする際は,サインレスで支払えますが,みどりの券売機の場合はPIN(4桁の暗証番号)を入力する必要があります.

私のようなクレヒス修行僧以外は,硬貨やSuica等の交通系電子マネーで支払った方が楽だと思います.

在来線の入場券も含めて,Suica単体で利用することができないので注意が必要です.Suicaで入場した場合は,他駅で出場する必要があるので,同じ駅で出ようとするとエラーとなり,窓口対応となってしまいます.

入場券|実際のチケット

北陸新幹線の入場券は,140円でした.

「発売時刻から2時間以内有効」と記載されている通り,入場券には時間制限があります.発券後,改札外で過ごしていると時間切れになっている可能性があります.逆に,何時間も改札内に居て出場しようとすると,エラーとなり追加料金を支払うことになります.

長時間の休憩や,帰省してくる家族を待つ場合は気をつけたいですね.

入場券|領収書

入場券を購入する際に,領収書を発券することが可能です.支払後,券売機で「領収書を発券する」みたいな項目を選ぶと自動で出てきます.そのタイミングを逃すと,基本的には,領収書が出ないと思います.

JR西日本 在来線 北陸本線 乗車券

乗車券|クレジットカードご利用票

乗車券のみをみどりの券売機で購入すると,このようなレシートが出てくるようです.みどりの券売機だと,学割(学生割引乗車券)などが使えません.素直に,みどりの窓口で並ぶ必要があります.

金沢駅のように,みどりの券売機が何台もあれば,乗車券のみを購入していても特に恥ずかしくないと思います.一方,みどりの窓口で乗車券だけを買うのには勇気が必要です.

例えば,みどりの券売機が置いてない「西金沢駅」の場合,みどりの窓口で買うことになります.この西金沢駅の場合,普通の券売機も少なく,駅員さん=みどりの窓口なので,「西金沢駅から金沢駅」のような区間でチケットを買おうとすると,周りから変人扱いされることでしょう.

そもそも,みどりの窓口やみどりの券売機がない駅も存在しており,無人駅だと整理券の発券機や簡易型入出場タッチ機しか置いてないと思います.

乗車券|実際の乗車券

「金沢駅から西金沢駅」の区間だと,1円単位で処理されないので,IC割引がありません.普段,JR東日本でSuicaを利用している人からすると,損した気持ちになると思います.

Suicaのチャージにポイントが付与されるクレジットカードを利用している場合は,そこまで気にしないかもしれません.ただ,クレヒス修行僧としては.みどりの券売機での利用歴は見す見す見逃せません.

通勤通学用の定期券を入れたSuicaの場合は,Apple Watchでスマートに改札を通った方が良いと思います.休日,Suicaの残金を利用する乗り方をする場合,紫の券売機で乗車券のみを買うというスタイルもありだと思います.

ただし,PASMOやICOCAを利用する場合は,また話しが変わってきます.定期券や新幹線の関係上,紙媒体のチケットの方が楽な場合があります.

例えば,ICOCAのエリアまたぎが可能となった際,金沢駅から大阪駅へ行こうとすると,特急券は紙媒体となってしまい,車掌さんのチェックを受けるのが面倒になります.

最近は,東海道新幹線でJR西日本・JR東日本・JR東海が協力しているので,Suica等の乗り継ぎがスムーズになってきたと思います.

金沢駅乗り継ぎ問題

2018年03月時点でも,金沢駅での乗り継ぎが面倒なままです.モバイルSuicaやApple Pay(Suica)以外で東京から来ると,2段階の改札を通ることになります.

在来線側の改札内に簡易型の改札機があるので,カードタイプのSuica等を処理しておく必要があります.

逆に,新幹線から在来線に乗り換える場合,Suicaユーザーとしては面倒です.サンダーバードに乗り換える場合,2018年03月時点だとエリアまたぎの関係上,紙媒体での入場となっていまします.したがって,東京からサンダーバード経由で大阪へ行こうとすると,Apple Pay(Suica)やモバイルSuicaユーザーは途中から紙媒体のチケットを利用することになります,

東京方面から来る人は,JR西日本のチケットを発券するのも面談だと思います.基本的には東海道新幹線で新大阪駅へ行った方が早いです.

問題は,私のように富山駅から大阪駅へ行きたい場合です.今だと,富山駅から金沢駅までApple Watchで行き,金沢駅から大阪駅までは紙媒体のチケットで乗り継ぐことになります.さらに面倒なのが,サンダーバードのチケットをJR西日本のe5489で買うことです.

J-Westカードの家族カードを持っていますが,金沢から東京へ行く際は「えきねっと」などのJR東日本のサービスの方がお得だと思います.

サンダーバードやしらさぎが,北陸新幹線や東海道新幹線のようにチケットレスで乗れるようになると便利だと思います.しかし,北陸新幹線が敦賀駅より延伸するのがまだまだ先なので,Apple Watchだけで富山と大阪を行き来するのは難しそうです.

新大阪駅から米原駅まで東海道新幹線を利用しても,米原駅から敦賀駅の区間が発生してしまいます.そもそも,金沢駅から敦賀駅までの延伸自体も約5年ほど先の未来です.

金沢駅でやっとICOCAが使えるようになり,福井県でもICOCAが対応していきますが,北陸地方は取り残されています.在来線のIRいしかわ鉄道やあいの風とやま鉄道でSuicaが使えるようになったのも,開業後の話しです.未だに,富山地方鉄道や北陸鉄道では独自の電子マネーを利用しています.

相互利用に必要な巨額な費用を私鉄が負担できるはずがないので,現状維持のまま数年間が過ぎると考えています.

北陸新幹線が敦賀駅まで延伸した際,金沢駅での乗り継ぎは解消されますが,おそらく敦賀駅での乗り継ぎ問題が発生します.

その際,滋賀県民は湖西線を残し新快速があればそれでいい,サンダーバードやしらさぎは必要ないと主張することでしょう.大阪・京都方面の人は,東海道新幹線やリニア中央新幹線があるので,敦賀駅を気にしません.

北陸新幹線が新大阪駅まで延伸するのは,約15年も先なので,チケットの形がきっと変化しています.現状,第三セクタ鉄道のIRいしかわ鉄道やあいの風とやま鉄道で,Suicaを利用できるになったことを喜ぶしかありません.JR西日本に関しても,エリアまたぎの条件が緩くなるので,まだ希望があります.

個人的には,「新大阪駅から東京駅が開通する=JR東日本のサービス対象=Apple Watchだけで利用できるようになる」を想定しています.あと5年ほど待てば,敦賀駅まで延伸するので,J-Westカードを作る予定はないです.

SMART ICOCAが便利になっても,おそらくApple Watchに搭載されないはずです.J-Westカードを利用することで,サンダーバードのグリーン車が安くなりますが,毎日利用するわけじゃないので,お得感が少ないです.普通車一般席であれば,手持ちのクレジットカードでお得なチケットを購入できます.

今回,金沢駅乗り換え問題を扱って,「初手」の重要さを再認識しました.もし,交通系電子マネーがSuicaしかなければ,もっとスムーズに解決していたはずです,「損して得とれ」という諺の通り,最初に相互負担をしておけば,このようなことで悩まずに済みました.

きっと,この「不具合」は解消しないので,Apple Pay(Suica)とe5489を上手く使い分けて,私にとってお得なルートを見つけて生活していきます.

乗車券|領収書

最後に,乗車券をみどりの券売機でクレジットカード払いした際の領収書を紹介します.

出張や就職活動で領収書を必要としない限り,見ることがないチケットだと思います.医療費控除などで領収書を必要とされる方は,Suicaなどを利用せず,このような紙媒体で記録を残るこも1つの手段です.

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